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英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、代表取締役社長:西嶋貴史、以下ARM)と、蘭ロイヤル フィリップス エレクトロニクス社の1事業部門であるHandshake Solutions社は、Handshake Solutions独自のクロックレスIC設計技術を搭載した新しいARM996HS(tm)プロセッサを発表しました。小型でクロックレスのARM996HSプロセッサは、消費電力と電磁妨害(EMI)が極めて低いため、車載、医療、ディープ・エンベデッド制御アプリケーションに最適なソリューションです。ARM996HSプロセッサは、業界で初めてライセンス提供されるクロックレス・プロセッサであり、耐久性の高いリアルタイム・チップ設計に最適な技術を求める設計エンジニアの声に直接応えています。
ARM996HSプロセッサに採用されているHandshake Solutionsの技術は、セルフタイムド回路の実装において現場で実証済みのメソドロジであり、既にスマート・カード、高度なポケットベル、車内ネットワーク・トランシーバ、コードレス・ハンドセット向けの数多くのチップに使用されています。この低EMI技術を生かしたARM996HSプロセッサは、超低EME(電磁放射)技術によってパッケージ・コストとシールド・コストを削減するという市場のニーズを満たします。また、リアルタイム・アプリケーションの応答性と小さなフットプリントを維持しつつ、電流消費を下げ、バッテリ寿命を延長する必要のあるアプリケーションにも使用可能です。
米In-Stat社「マイクロプロセッサ・レポート」誌のシニア・アナリストであるTom Halfhill氏は、次のように述べています。「ARMは、低消費電力組込みプロセッサ・コアのリーディング・ベンダとして地位を確立しています。ARM(r)プロセッサの消費電力をさらに大きく削減するものは何であれ、ARMの地位を強化し、ライバルを引き離すことになるでしょう。大幅なEMI削減も、モバイル通信機器や自動車、航空機、産業機器のCAN(コントローラ・エリア・ネットワーク)機器におけるARMプロセッサの魅力をさらに高めます。」
クロックレス設計では、標準ICのクロックと関連ロジックがなくなり、消費電力とEMIが大幅に削減されるため、設計者は、限られたパワー・バジェットに多くの機能を詰め込むことができます。Handshake Solutionsは、このクロックレス設計の利点を商業的に提供されている設計環境内で提供する極めて洗練された設計メソドロジを提供しています。そして、徹底したフィールド・テストを重ねた使いやすいツール、設計サービス、標準IPブロックで、このメソドロジをサポートしています。
Handshake SolutionsのCEO(最高経営責任者)であるWouter Van Roost氏は、次のように述べています。「Handshake Solutionsは、ARMと協力し、消費電力とEMIの低い新しいタイプのプロセッサを設計コミュニティに提供してきました。業界をリードするARMアーキテクチャにHandshakeテクノロジーを加えれば、ARMプロセッサを搭載して有利になる最終製品の幅が広がることでしょう。」
ARMのプロセッサ部門マーケティング副社長であるJohn Cornishは、次のように述べています。「ARMは、低消費電力ソリューションの提供に力を入れており、Handshake Solutionsとのパートナーシップを通じてEMIを低減することで、その取り組みを拡大してきました。当社は今回、商業的に提供される初のクロックレス・プロセッサをパートナーの皆様にお届けすることになりました。このプロセッサは、多様な条件下で非常に信頼性が高く、リアルタイムの応答性を維持しつつ、車載、医療、ディープ・エンベデッド・コンシューマ機器におけるアプリケーションのバッテリ寿命を延長します。」
蘭フィリップス セミコンダクターズのビジネス・ライン・オートモーティブ担当ジェネラル・マネージャ兼副社長であるHarry Inia氏は、次のように述べています。「Handshake テクノロジーの長年のユーザとして、当社は、この技術が車載マイクロコントローラの重要な構成要素として、耐久性、低消費電力、低EMIなどの重要な車載機器の要件を満たす可能性を認識しています。」
新しいARM996HSプロセッサは、同期(クロックあり)、非同期(クロックなし)の両方のシステムオンチップ設計に最適化されており、ARM半導体パートナー各社で容易に集積化していただくことができます。エンジニアは、消費電力を抑えるARM Metro ファミリなどの標準セル・ライブラリとともに、既存のEDAツールを使ってコストを下げ、設計サイクルを短縮しつつ、新しいプロセッサを設計に容易に組み込むことができます。プロセッサの主な利点は、EMIが低いために敏感な回路に干渉する可能性が低いこと、電流ピークが低いためにアナログ・コンポーネントとの統合が容易なこと、消費電力が少ないためにシステムの電力要件が下がることです。クロックレス・プロセッサは、動作がなければ、ダイナミック消費電力がゼロのため、バッテリ寿命が大幅に延長されます。
ARMは、クロックレスIC設計の可能性を以前から認識し、マンチェスター大学のSteve Furber博士が率いるAmuletプロジェクトを支援し続けています。
提供時期、フィジカルIP、ソフトウェア・ツール・サポート
ARM996HSプロセッサは、既にARMよりライセンス供与を開始しています。低消費電力実装に適したARM Metro(tm)標準セル・ライブラリも、高性能実装向けのARM Advantage(tm) ライブラリとともに提供されています。ARM996HSプロセッサは、強力なRealView Development Suiteを含む総合的なソリューションであるARM RealView(r) DEVELOPツール・ファミリのほか、高性能RealView ICE、RealView Traceキャプチャ・ユニットにサポートされる予定です。ライセンシは、Handshake Solutionsから直接Handshake テクノロジー・ツールのライセンスを取得することにより、独自のセルフタイムド・ロジックを設計して追加することも可能です。Handshake Solutionsに関する詳細は、www.handshakesolutions.comをご覧ください。
以上
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