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大型のディスプレイを持つモバイル機器で、インターネット・アクセスと高度なアプリケーションを利用したいという消費者の需要の高まりに応え、英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、代表取締役社長:西嶋貴史、以下ARM)と他6社は、Linuxをベースとした次世代モバイル・アプリケーション向けオープン・ソース・プラットフォームの開発に向けた協力を発表しました。米国カリフォルニア州サンタクララで10月2〜4日に開催された第4回ARM® Developers’ Conferenceで発表されたこの協力は、ARMアーキテクチャおよびパートナー各社による充実したエコシステムを土台とし、Linuxをベースとした標準ベースのプラットフォームを目指します。協力する7社はすべて、24時間常に稼動する本格的なコネクテッド・モバイル・コンピューティング(CMC)機器の早期実現に取り組んでいます。
この新しいプラットフォームはオープン・ソース・コミュニティにリリースされ、米Marvell社、米モンタビスタ・ソフトウェア社、フィンランドのMovial Creative Technologies社、米Mozilla、韓サムスン電子社、米テキサス・インスツルメンツ社を含む、ARMの大きなエコシステムに属するソフトウェア・ベンダやシリコン・ベンダに自然に受け入れられると期待されます。
ARMとパートナー各社の今回の取り組みは、Linux、Gnome Mobile、Mozilla Firefoxをベースとし、ARMパートナーの高度なシステムオンチップ(SoC)上で動作するオープン・ソース・プラットフォームの開発に重点を置いています。また、この協力は、十分に確立されたARMのOS/ブラウザ・エコシステムをさらに強化し、魅力的なグラフィックス、ビデオ、マルチメディア、インターネット機能を備えた製品や技術を迅速に消費者に届けるARMパートナーの能力を生かすことになります。
製品化期間は極めて重要であり、競争は激しく、インターネットに24時間接続できるモバイル機器に対する消費者の期待は高まる一方です。今回の協力グループは、バッテリ寿命、ソフトウェア統合、Webブラウジング機能などで差別化されたコネクテッド・モバイル・コンピューティング(CMC)機器を開発するために、不可欠な技術上の課題、製品化期間短縮の要求に取り組みます。
ARMのセールス&マーケティング担当執行副社長であるMike Inglisは、次のように述べています。「現代の消費者は、技術的な知識をかなり持っており、どこにいても、いつでも、インターネットに接続し、マルチメディア・コンテンツやアプリケーションを利用したいと考えています。それでいて、短いバッテリ寿命による制限や、使い心地を損なうような不十分な機能は望んでいません。モバイル市場に関わる重要企業の協力を強化することにより、私たちは共に、消費者の期待する最先端の特長を備えた機器やアプリケーションを提供することが可能となるでしょう。」
米インスタット社のイネーブリング・テクノロジー・グループのリサーチ・ディレクタであるJim McGregor氏は、次のように述べています。「ウルトラモバイル機器市場は、新しい通信規格、インターネット経由で提供される高度なコンテンツ・データ、新しい利用モデル、新しいビジネス・モデルに牽引され、今後10年間、20%以上の年間平均成長率(CAGR)で成長すると予想されます。この市場における成功の重要な要素は、シリコン、システム、そして何よりもソフトウェア・ソリューションの革新を促進する業界標準を発展させていくこととなるでしょう。Linuxは、オープンスタンダードという性質と強まりつつある業界サポートにより、そのような革新を必然的に促進しています。」
ARMは、ARM Developers’ Conferenceのモバイル・コンピューティング・パビリオン(701番ブース)で、Linuxモバイル・コンピューティング・プラットフォームを実行するパートナー各社のリファレンス・ボードを展示します。ARMおよびパートナー各社は、2008年前半に完全なプラットフォームをリリースし、2009年前半に製品を市場化する計画です。また、このプラットフォームは、オープン・ソース・ライセンス条件に従い、各社はいずれ他のプロジェクトでも協力する予定です。
支持を表明するパートナー各社のコメント 米Marvell社のセルラー&ハンドヘルド・ビジネス・グループ担当上席副社長兼ジェネラル・マネージャであるSam Arditi氏は、次のように述べています。「Marvellは、長年にわたるARMパートナーであり、ハイエンドのLinux搭載ポータブル機器に対応するARM命令セット・アーキテクチャを実現したいと強く望んでいます。Marvellは、これまでARMv5、v6、v7命令セットのアーキテクチャ・ライセンスを取得し、何億個ものカスタム・マイクロプロセッサをお客様に提供してきました。それらのマイクロプロセッサは、ストレージ機器、WLAN、スマートフォン、その他の通信/ネットワーキング機器など、幅広い製品に採用されています。」
米モンタビスタ・ソフトウェア社の最高技術責任者(CTO)であり設立者であるJim Ready氏は、次のように述べています。「ARMとモンタビスタの技術を搭載したモバイル機器は、毎日、世界で何百万個も使用されています。これは、ARMと当社が接続型モバイル機器の進歩の最先端に立っていることを示します。当社は、ARMプロセッサに対応するOSとして、現場で実証され、商品クオリティを備えたMontaVista Mobilinux 5.0オペレーティング・システムの導入から得た知識を、Linuxモバイル・コンピューティング・プラットフォームの開発に応用することをうれしく思っています。」
米Mozilla社のチーフ・エバンジェリストであるMike Shaver氏は、次のように述べています。「当社は、ARMが当社のオープン・テクノロジーを発展させ、新しいタイプの機器で総合的なWeb体験を可能にすることをうれしく思います。オープンソースで標準ベースのモバイル機器向けプラットフォームを提供すれば、革新に一層の拍車がかかり、何百万人ものユーザがインターネットをより活用することになるでしょう。」
フィンランドのMovial Creative Technologies社の社長であるTomi Rauste氏は、次のように述べています。「Movialは、次世代のモバイル・アプリケーションに対応する標準ベースのオープン・ソース・プラットフォームの開発を通じ、モバイル・インターネットをさらに快適にしようとするARMの意欲的な取り組みを支援することをうれしく思います。機器メーカは、この非常に維持しやすいソフトウェア・プラットフォームを得たことで、容易に新製品を開発し、製品化期間を短縮し、消費者の期待に応えることができます。」
韓サムスン電子社の半導体事業システムLSI部門のマーケティング副社長であるYiwan Wong氏は、次のように述べています。「サムスンは、業界で最も進んだモバイル・プラットフォーム機器によって、消費者が自分の生活を豊かにするサービスにシームレスに接続できる本格的なモバイル・インターネット機能を提供したいと考えています。このモバイル・プラットフォームの開発において重要なステップは、共通のソフトウェア・フレームワークの提供により、サードパーティのソフトウェア開発者が将来のモバイル・コンピューティング機器に対応する付加価値アプリケーションを容易に提供できるようにすることです。したがってサムスンは、Linuxモバイル・コンピューティング・プラットフォームの開発を支持し、大いに期待を寄せています。」
米テキサス・インスツルメンツ社のAvner Goren氏は、次のように述べています。「Webに重点を置く新しいクラスのモバイル機器が出現することは間違いありません。当社は、OMAP3430プロセッサにより、PC並みの性能と低消費電力のマルチメディア・エンジンを備え、スマートフォンの接続機能を持つソリューションを支持しています。Linuxモバイル・コンピューティング・プラットフォームは、機器メーカ、そして充実したエコシステムを構成するアプリケーション開発者の両方によって容易に活用されるソフトウェア・プラットフォームとなります。当社は、このパートナーシップに対する支援を通じ、そのような新しい機器を早く市場化し、すばらしいアプリケーションやサービスの開発を促進したいと思います。」
以上
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