|
英ARM社(本社:英国ケンブリッジ、日本法人:横浜市港北区、代表取締役社長:西嶋貴史、以下ARM)は、フランス・パリで開催されたCARTES & IDentification 2007で、非接触型およびUSB対応スマートカードと組み込みセキュリティ・アプリケーション専用のARM® SecurCore® SC300™プロセッサを発表しました。この新製品は、人気の高いCortex™-M3プロセッサを搭載し、現在、スマートカード用として世界で最も広くライセンスを取得されている32ビットRISC CPU、ARM SecurCoreプロセッサの実証されたセキュリティ機能と、Thumb®-2命令セット・アーキテクチャの高いコード効率を組み合わせることにより、エネルギー効率と性能を2倍に向上させます。
SecurCore SC300プロセッサは、大手非接触型ICベンダ3社との協業により、最小限のシリコン面積で、スマートカードまたはSIMカードに従来以上の機能を組み込むことを可能にします。また、複数のインタフェースをリアルタイム高速処理する機能により、スマートカードWebサーバ(SWCS)、近距離無線通信規格(NFC)対応製品など、新しい高速非接触型機器にも対応します。
ARMのセグメント・マーケティング担当副社長であるIan Drewは、次のように述べています。「クレジットカード、電子財布、携帯電話SIMカード、電子パスポート、IDカードまで、スマートカードは日常生活の至るところで使用されています。さらに複雑なアプリケーションソフトウエアとセキュリティがスマートカードに求められており、市場が8ビット・プロセッサから32ビット・プロセッサに移行すると思われます。SecurCore SC300プロセッサは、低消費電力で高性能を提供するとともに、高機能の開発環境により32ビット・スマートカード・プラットフォームへの移行を大幅に簡素化します。」
米フロスト・アンド・サリバン社のスマートカード担当グローバル・プログラム・ディレクタであるAnoop Ubhey氏は、次のように述べています。「SIMカード、ID認証、決済に対する需要は、世界のスマートカード市場を牽引しています。安全志向の政府や企業からの要求はスマートカードの需要をさらに拡大させています。ARM SecurCore SC300プロセッサのようなセキュアな32ビット・プラットフォームは、スマートカードのさらなる精巧化に不可欠です。」
SecurCore SC300プロセッサは、スマートカード・メーカが迅速にソフトウェアを開発するための充実したデバッグ機能とツールを備えています。また、シリコン製造前にスマートカード・エミュレーションを利用できるため、早期段階でハードウェアとソフトウェア開発協力行え、製品化期間が短縮されます。
SecurCore SC300プロセッサのベースであるARM Cortex-M3プロセッサは、低コストが求められる幅広い市場に対応して開発されました。これらの市場では、メモリとプロセッサのサイズがデバイスのコストに大きな影響を与えます。Cortex-M3プロセッサは、複数の技術を集めメモリ・サイズを削減するとともに、小型で電力効率の高いRISCコアで業界をリードする性能を提供します。また、世界中の何千ものアプリケーションにとってレガシー・コンポーネントを32ビット・マイクロコントローラへの移行を促進するのに最適なプラットフォームとなります。
他のARMプロセッサの開発に最適であり、またスマートカード向けファームウェアの開発に最適なARM RealView®マイクロコントローラ開発キットも活用できます。
提供時期 ARM SecurCore SC300プロセッサは、サポート技術とともにライセンス供与可能です。
以上
|